古典も昔は新作だった [日記・雑感]

国重「優希さん」
保科「藪から棒に……何でしょう?」
国重「僕が、こうして君と語らってる
    理由がわかるかい?」
保科「それは、わたしを好むからでは……」
国重「違う。君を後世に伝えるためだ」
保科「と申しますと?」
国重「落語家の、六代目古今亭今輔――
    つまり先代今輔に、こういう名言が
    あるんだ」
保科「何でしょう?」
国重「今『古典』として親しまれてるネタも、
    できた当時はみんな『新作』だった」
保科「そういうことは……」
国重「僕らには、今の優れた作品を後世に
    伝える義務があるということさ」
保科「具体的には?」
国重「僕はあんまりやらないけど、濃ゆい
    『レッスルエンジェルスサバイバー』
    のサポーターになると、大概その
    二次創作に着手するもんだ」
保科「わたしを主人公とする同人漫画も
    何冊か存在するようで……」
国重「こうやって、多くの人々が優秀性を
    喧伝することで、その作品は古典
    へと近づいていくんだ」
保科「そういえば『レッスルエンジェルス』
    も、マイコンゲームにならない間、
    多くの人々が優秀性を喧伝した
    おかげで命脈を保てましたよね」
国重「新作を古典に育てること、それが
    僕らの仕事なのさ」
保科「要は、名家の血をつなぐのと同じ
    理屈なんだということですね」
国重「そういうことだ、優希さん」

         以上、国重でございました。


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