幻の文士 [日記・雑感]

国重「今朝、新聞を読んでたら……」
保科「ほーお」
国重「とあるコラムに目が留まってね」
保科「どのような内容でした?」
国重「そんなことより、気になったのが
    筆者のこと」
保科「へ!?」
国重「中川梨郷(りんごう)先生という、あんまり
    知られぬ筆名のコラムニストが書いてた」
保科「なしのさと、そう書いてリンゴウですか?」
国重「そのとおり! 山形県にある地名だ」
保科「なら、山形県生まれですか?」
国重「そう思ってね、付属してたプロフィールを
    みてみたら『出身地:熊本県。阿蘇山が
    ございます』だとさ」
保科「あらあら、それは意外ですね」
国重「更に、彼は後進の指導にも熱心で……
    週に何度か、文筆系の学校に赴いてる
    ということがプロフの中に載ってたな」
保科「それで?」
国重「僕も修行に通ってた『大阪シナリオ学校』
    に、中川という文筆家も赴いていた気が
    してね……指導日程をみてみたよ」
保科「すると?」
国重「『水曜・上本町』という文字はあったけど
    『土曜・天満橋』という文字はなかったな」
保科「上本町の辺りにも、また別の文芸学校が
    存在するということですか?」
国重「そのとおり! 名前は忘れちゃったけど」
保科「しかし、無名な先生ですね」
国重「とりあえずググってみたらば……あいにく
    ヒットしたのは『中川林業』ばかりだった」
保科「もしかして、そのコラムとは……」
国重「夢に出てきた記事だったのさ」
保科「正に『幻の文士』ですね」

             以上、国重でございました。


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