今日は建国記念の日 [日記・雑感]

国重「今日は建国記念の日だが……」
保科「建国と申しましても、伝説上の
    ことですので、確たる事実が
    ありませんよね」
国重「敗戦後二十年ほどたつまでは
    置かれなかったわけだからな」
保科「むしろ、今の政体が確定した
    五月の三日こそ、真の建国
    記念の日ではなかろうかと」
国重「革新派の人々は、今なお
    そういうスタンスを貫いて
    いるだろうなあ」
保科「おそらくそうだと思いますね」

       以上、国重でございました。


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大阪に春戻る [日記・雑感]

国重「この大阪にも、二年ぶりに
    春が戻ってくるんだな……」
保科「高暁さん、春は毎年来る
     ものでは?」
国重「いや、大相撲の話だよ」
保科「昨年、何かありましたか?」
国重「ひどい八百長騒動でな……
    春場所がパーになったのさ」
保科「そう言われて……わたしも
    思い出しました」
国重「かの『2ちゃんねる掲示板』
    で、そのときたれかがこう
    言ってたよ。『国技を開催
     しないとは……そのうち
    大地震が来て、凄まじい
    損害を与えるだろう』てね」
保科「そのせいで、あの東日本
    大震災が……」
国重「恐らく、彼は予言の術を
    心得てるんだろうな」
保科「幸い、今の角界にはさほど
     大きな不祥事もないようで」
国重「うちの近所のお稲荷さんは
    荒汐部屋の宿舎となってる
    から、二年ぶりに『歓迎』の
    のぼりを立ててるはずだ」
保科「荒汐部屋……聞き慣れぬ
    名の部屋ですね」
国重「そんなに大きな部屋じゃあ
     ないもん」
保科「わたしがかつて所属して
     いたプロレス団体と同じ
     程度の規模でしょうか?」
国重「そう考えてくれればいい」
保科「発展に期待いたしましょう」
国重「よし! そうしよう」

     以上、国重でございました。


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第三の火 [日記・雑感]

国重「今日、月曜日ということで、
    この町内に油売りがやって
    きている」
保科「ほーお」
国重「しかし、一斗で1650円とは
    バカ高い」
保科「そんなものでしょうか?」
国重「五、六年ほど前までは……
    一斗がわずか790円だった」
保科「最早、原油の埋蔵量は地球
    全体の人間を数十年分しか
    賄えぬとか……」
国重「そこで『第三の火』の開発が
    急がれているというわけだ」
保科「水力・火力に次ぐ存在という
    わけですね」
国重「まず、真っ先に選ばれたのが
    原子力。原子力発電だったら、
    二酸化炭素を出さないで済む
    わけだから」
保科「すなわち……地球温暖化への
    懸念ですね」
国重「ところが、例の大地震で、この
    日本でも放射能漏れが始まった」
保科「特にわたしの郷里など、若狭湾
    原発村からそう遠くないもので
    ございます故、原発反対闘争が
    非常に盛んなんですよ」
国重「そのため、風力・太陽光などへ
    シフトしているというわけだ」
保科「高暁さん! これとそっくりの
    話を、いつかあなたのブログで
    読んだような……」
国重「それほど大事なことなのさ」
保科「重要なので繰り返した……って
    わけですね」
国重「そうだとも」

         以上、国重でございました。


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幻の文士 [日記・雑感]

国重「今朝、新聞を読んでたら……」
保科「ほーお」
国重「とあるコラムに目が留まってね」
保科「どのような内容でした?」
国重「そんなことより、気になったのが
    筆者のこと」
保科「へ!?」
国重「中川梨郷(りんごう)先生という、あんまり
    知られぬ筆名のコラムニストが書いてた」
保科「なしのさと、そう書いてリンゴウですか?」
国重「そのとおり! 山形県にある地名だ」
保科「なら、山形県生まれですか?」
国重「そう思ってね、付属してたプロフィールを
    みてみたら『出身地:熊本県。阿蘇山が
    ございます』だとさ」
保科「あらあら、それは意外ですね」
国重「更に、彼は後進の指導にも熱心で……
    週に何度か、文筆系の学校に赴いてる
    ということがプロフの中に載ってたな」
保科「それで?」
国重「僕も修行に通ってた『大阪シナリオ学校』
    に、中川という文筆家も赴いていた気が
    してね……指導日程をみてみたよ」
保科「すると?」
国重「『水曜・上本町』という文字はあったけど
    『土曜・天満橋』という文字はなかったな」
保科「上本町の辺りにも、また別の文芸学校が
    存在するということですか?」
国重「そのとおり! 名前は忘れちゃったけど」
保科「しかし、無名な先生ですね」
国重「とりあえずググってみたらば……あいにく
    ヒットしたのは『中川林業』ばかりだった」
保科「もしかして、そのコラムとは……」
国重「夢に出てきた記事だったのさ」
保科「正に『幻の文士』ですね」

             以上、国重でございました。


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レモンのわすれもん [日記・雑感]

国重「昨日『豊中びーのびーの』
    から帰った時の話をしよう」
保科「ほーお」
国重「その時、僕は三人でバスを
    待っていた」
保科「三人で……ですか?」
国重「ああ、三人でな。僕の隣に、
    古舘伊知郎さんによく似た
    眼鏡姿の男。で、そのまた
    隣に六十絡みのハゲ親父」
保科「なるほど」
国重「そこへ、これまた六十絡みの
    おばさんが慌しくやってきた。
    手持ちのビニール袋の中に、
    何やら黄色い物体が……」
保科「して、それは?」
国重「そのおばさんが、ハゲ親父に
    こう言ってたよ。『うちの庭の
    レモンが実ったんで、それを
    あなたに届けようとしたのを
    すっかり忘れていた』ってな」
保科「レモンの贈り物ですね」
国重「こっちは、それを見届けつつ
    到着したバスに乗り込んだ」
保科「行き先が違いましたか……」
国重「しかし、レモンを届けようにも
    届けられずにいたとは……
    正に『レモンのわすれもん』
    というわけだな」
保科「まあ、おもしろいですねえ」

     以上、国重でございました。


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「ググれカス」と言うやつがカス [日記・雑感]

国重「なあ、優希さん」
保科「何でしょう?」
国重「『○○で検索』って文字を広告類で見る
    たびに、ムカムカするってことないか?」
保科「あれって……ムカムカするものですか?」
国重「そうだとも! それらの企業は、インター
    ネット検索最大の欠点に気づいてない」
保科「それは、一体……」
国重「『インターネット上にある情報以外決して
    見つけられない』ということ」
保科「つまり、あなたが言いたいのは……」
国重「『どんな情報も皆ググればわかる』という
    先入観をかなぐり捨てろってことさ」
保科「ほーお」
国重「例えば、これはジャンボ紅血(こうけつ)
    というプロレス記者の検索結果だ」

http://www.google.co.jp/#hl=ja&rlz=1W1GGLL_jaJP364&q=%E2%80%9D%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9C%E7%B4%85%E8%A1%80%E2%80%9D&oq=%E2%80%9D%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9C%E7%B4%85%E8%A1%80%E2%80%9D&aq=f&aqi=&aql=&gs_sm=e&gs_upl=22219l22219l2l22657l1l1l1l0l0l0l0l0ll0l0&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.,cf.osb&fp=848414bafe11d423&biw=595&bih=280

保科「あらあら、パチンコ店ばかり……もしや
    架空の人物では?」
国重「いや、実在の人物だ。そして、こちらが
    彼の顔写真」

ジャンボ紅血(顔).jpg

 

 

 

  

 

(C)集英社

保科「雑誌の切り抜きでしょうか?」
国重「そうだとも! 月刊『ダンク』昭和62年
    1月号から抜粋した」
保科「なるほど……それなりに、実績のある
    方ですね」
国重「同誌によれば、亡き三沢光晴の親友
    だったらしい」
保科「本当ですか?」
国重「酒食を共にしたことがあるというから」
保科「何と!」
国重「それほどの人だってのに……インター
    ネット上には、本名どころか今の活動
    状況さえも見当たらない」
保科「ABCテレビの『探偵! ナイトスクープ』
    でも動かさなくてはなりませんね」
国重「こういったことがあるから、頭ごなしに
    『ググれカス』と言うやつは嫌なのさ」
保科「他人との調和は実に大事ですね」

           以上、国重でございました。


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古典も昔は新作だった [日記・雑感]

国重「優希さん」
保科「藪から棒に……何でしょう?」
国重「僕が、こうして君と語らってる
    理由がわかるかい?」
保科「それは、わたしを好むからでは……」
国重「違う。君を後世に伝えるためだ」
保科「と申しますと?」
国重「落語家の、六代目古今亭今輔――
    つまり先代今輔に、こういう名言が
    あるんだ」
保科「何でしょう?」
国重「今『古典』として親しまれてるネタも、
    できた当時はみんな『新作』だった」
保科「そういうことは……」
国重「僕らには、今の優れた作品を後世に
    伝える義務があるということさ」
保科「具体的には?」
国重「僕はあんまりやらないけど、濃ゆい
    『レッスルエンジェルスサバイバー』
    のサポーターになると、大概その
    二次創作に着手するもんだ」
保科「わたしを主人公とする同人漫画も
    何冊か存在するようで……」
国重「こうやって、多くの人々が優秀性を
    喧伝することで、その作品は古典
    へと近づいていくんだ」
保科「そういえば『レッスルエンジェルス』
    も、マイコンゲームにならない間、
    多くの人々が優秀性を喧伝した
    おかげで命脈を保てましたよね」
国重「新作を古典に育てること、それが
    僕らの仕事なのさ」
保科「要は、名家の血をつなぐのと同じ
    理屈なんだということですね」
国重「そういうことだ、優希さん」

         以上、国重でございました。


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十三日の金曜日 [日記・雑感]

国重「本日は……今年最初の日だな」
保科「は? 一体、何が最初なのやら」
国重「十三日の金曜日だよ」
保科「そう言われれば……本当ですね」
国重「イエス様が、十二使徒と『最後の
    晩餐』をとったその次の金曜日に
    処刑されたことにちなむんだとさ」
保科「そして、その二日後がイースター
    サンデーというわけですね」
国重「まだまだ先なんだけどなあ……
    それはさておき」
保科「何でしょう?」
国重「ボクは、宗教画『最後の晩餐』の作者を、
    ある時期までミケランジェロだと思ってた」
保科「レオナルドとミケランジェロを……なぜ?」
国重「『最後の審判』と間違えたのさ」
保科「そうですか……それでは仕方ないですね」

             以上、国重でございました。


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今日は鏡開き [日記・雑感]

保科「本日は、鏡開きでございますね」
国重「餅を切っては縁も切れる……て
    ことから、ハンマーで餅を叩いて
    割る風習があるな」
保科「それにちなんだ質問ですが……」
国重「何でしょう?」
保科「高暁さんは、体罰についてどの
    ように感じられますか?」
国重「体罰か……子供の頃が蘇るな。
    あの時分、お尻百叩きの刑を
    何度受けたことやら」
保科「わたしはプロ格闘家でしたから、
    その時分に、竹刀などで散々
    しばかれましたね」
国重「だのに、今はその程度の体罰
    でも『虐待』扱いだからな」
保科「つまり、あなたは体罰賛成派
    でしょうか?」
国重「いや、そういうことは嫌いだが」
保科「ならば、一体……」
国重「格闘界のような特殊社会には
    あってしかるべきだと思うな」
保科「ほーお」
国重「しかも、プロ格闘家の中には、
    格闘界以上の体罰を受けて
    育った人間もいる」
保科「例えば?」
国重「かの名力士・小錦が、現役
    時代にこう言った。『親方に
    竹刀などでしばかれるのも、
    小さい時分に受けた体罰に
    比べれば大したことはない』」
保科「何と!」
国重「賛美歌の練習をサボって遊びに
    出かけたため、親父さんに消防
    ホースで滅多打ちにされたって
    エピソードも残ってる」
保科「なるほど。そういえば、わたしも
    あんまりずぼらの度が過ぎます
    と、体罰を超える苦痛を受けた
    ものでして……」
国重「何でしょう?」
保科「蔵へと放り込まれました」
国重「名家の娘らしいですね」
保科「うふふふふ……」

        以上、国重でございました。


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僕の人脈 [日記・雑感]

国重「昨日は、さる市会議員の手伝いに行ってきた」
保科「ほーお」
国重「彼と友達の婦人議員が出してるミニ情報誌を、
    封筒に詰め込む作業をやったんだ」
保科「支持者に届けるわけですね」
国重「実は、その婦人議員の令息が……この僕の
    小学校の同期生だったんだよ」
保科「へーえ」
国重「前市長の令息もいたし、さる名優の甥御さん
    だっていたんだぞ」
保科「何と!」
国重「僕も案外人脈は広いけど、なかなかそれを
    活かしきれずにいるんだよね」
保科「何が飛躍のきっかけとなるのやら……」
国重「それがわかれば苦労しないよ」
保科「とにかく、気楽にまいりましょう」

               以上、国重でございました。


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